空堀と土塁の残る根古屋の出城跡
どんな伝承か
富岡市の根古屋は、大字小野の小字にあたり、中世に築かれた城(出城)の跡である。小高い丘陵地にあって遠望がきき、後ろは山になっている。今も城の西・北方あたりに空堀や土塁などの遺構が地表の痕跡として残り、本丸らしき所も認められる。落城の伝えを伴う中世の山城の跡として、根古屋の地に古くから語り継がれてきたものである。
原典より
小野のの小字根古屋に山城の跡がある。—— 富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史)
『富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話』は、富岡市が編んだ市史の民俗編のうち、民俗知識の章の末尾と口頭伝承の章を収めたものである。口頭伝承の章は、昭和四十年代以降の中学校郷土部の採話や額部地区の民俗調査、市史編さんの調査で聞き取った昔話・伝説・世間話と、富岡・甘楽方言の解説から成る。伝説は自然的・社会的・信仰的の三つに分け、羊太夫や小野小町、貫前神社にまつわる話と多くの地名起源を載せる。