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仲町土橋の茶屋に出る血の手の女

所在地東京都江東区(仲町土橋)
年代江戸期
登場儒生佐助、妓女
出典科学的教養

どんな伝承か

聖堂で学んでいた儒生の佐助は、若い頃、深川へ遊びに出て日が暮れ、仲町土橋の茶屋に泊まった。夜更け、階下でしきりに念仏が唱えられ、やがて階段を上る音がする。障子の隙間からうかがうと、髪を振り乱した女が、両手を血に染めて廊下を通っていった。翌朝、同じ床にいた妓女が語るには、この家の先代は抱えの女を折檻し、止めに入った妻へ脇差を振るった。刃を素手で受けた女は指をすべて失い、その傷がもとで死んだのだという。客足は絶え、茶屋はほどなく姿を消した。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

科学的教養(小泉丹・小泉丹・科学論・昭和(戦中))

生物学者・小泉丹『科学的教養』(戦中刊)。国民の科学性とは科学知識の普及ではなく科学的態度であるとし、科学的・非科学的の境界を吟味したうえで、怪異談を科学的に検討する。

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