月をめぐって消えた五つの星
どんな伝承か
後花園天皇の時代、長禄二年にあたる一四五八年三月一七日、五つの大きな星が現れて月の周りをぐるぐると回り、三度色を変えたのち、突然ぱっと消えた。土地の代官や役人たちはひどく恐れ、国全体が大きな災いに襲われる前触れではないかと案じた。京都の市民たちも何か大きな災難が来るに違いないと気が気でなく、天皇でさえ落ち着いて眠れないほどの不安に駆られたという。ジャック・ヴァレーが日本の古い記録から拾った空の異変の一つである。
原典より
それから二ヶ月ほどたった一四五八年三月一七日(後花園帝の時代で長禄二年)、五つの大きな星があらわれた。—— 衝撃のUFO――過去・現在・未来(平野威馬雄・平野威馬雄・UFO研究・1975年(昭和50年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
衝撃のUFO――過去・現在・未来(平野威馬雄・平野威馬雄・UFO研究・1975年(昭和50年))
『衝撃のUFO――過去・現在・未来』は、平野威馬雄が一九七五年にまとめたUFOの読み物である。エゼキールの車輪や中世ヨーロッパ・日本の古記録、十九世紀の船の目撃から説き起こし、米国の研究家ロバート・エメネガーの本を紹介する形で、マンテル事件、ソコーロ事件、アポロ飛行士の目撃、コイン少佐のヘリコプター事件などをたどる。宇宙人の姿の報告や目撃したときの心得を添え、あとがきに全日空パイロットの目撃を報じた新聞記事を付ける。