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柿の恨みを栗と蜂が晴らす猿蟹合戦

所在地千葉県成田市下福田
年代不明(伝承)
登場大沢敦
出典成田市史 民俗編――昔話・伝説

どんな伝承か

猿と蟹が、蟹の拾ったおにぎりと猿の拾った柿の種を取り替えっこした。猿はおにぎりを食べてしまい、蟹は柿の種をまいて木を育てたが、桃栗三年柿八年といわれるとおり実るまで長くかかった。実がなると猿が木に登り、自分はうまい実を食べて渋いものばかり下へ投げ、蟹をひどい目に遭わせた。そこで仇討ちとなり、囲炉裏の栗が猿の手で取られた拍子に弾けて大火傷を負わせ、水をつけに行こうとすると蜂が刺し、外へ出ようとすると屋根から日が落ちてきて猿を押しつぶしたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史)

『成田市史 民俗編――昔話・伝説』は、成田市が編んだ市史の民俗編のうち、口承文芸の節を収めたものである。昭和五十二年から五十四年にかけての聞き書きをもとに、話者の一覧表を掲げ、喰わず女房や猫の踊などの昔話二十六話、多古の殿様などの笑話二十二話、七不思議・巨人・塚・坂・主の話など成田の伝説十二項を載せる。昔話と笑話の題には『日本昔話集成』の型番号を付し、語り始めの句や語りの場の解説を添え、末尾に世間話の節の冒頭を収める。

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