竹二本を菰で括る外山の御幣
どんな伝承か
奈良県の桜井町(現在の桜井市)外山の祭りでは、御幣は三尺あまりの竹二本を菰でくくったもので、その先に四つに垂らした白紙とヘイフクリとが結びつけられている。ここでのヘイフクリは、紙に洗った米と切麻(紙を小さく切ったもの)とを包んだものである。御幣に財物を添えてたてまつる形の例とされる。
原典より
同町外山の祭りでは、御幣は三尺余の竹二本を菰でくくったもので、その先に四垂れの白紙とヘイフクリとが結びつけられている。—— 日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか)
『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』は、原田敏明・池上廣正・堀一郎ら十二人の執筆者による論文集である。民間に伝わる神と霊の観念、家や村の氏神、職業の神、祭りの日取りと組織、憑きものや妖怪を題材に、各地の調査報告や古記録に見える事例を引いて論じる。原田の総説に始まる十七編からなり、後半では修験道・庚申信仰・キリシタン・新興宗教と民間信仰とのかかわりを扱う。