九月二十九日に小豆餅を作る刈り上げ
どんな伝承か
刈り上げが終わってから田の神を祀る日をカリアゲマツリといい、カミカリアゲ、カマイワイ、クンチなどとも呼ぶ。福島県の信夫郡と伊達郡では、九月二十九日を刈り上げといい、小豆餅を作って祝う。収穫を神に感謝する祭りであるが、神を送るという意図はほとんど見られないとされる。
原典より
福島県信夫郡および伊達郡では、九月二九日を刈り上げといい、小豆餅を作る。—— 日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか)
『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』は、原田敏明・池上廣正・堀一郎ら十二人の執筆者による論文集である。民間に伝わる神と霊の観念、家や村の氏神、職業の神、祭りの日取りと組織、憑きものや妖怪を題材に、各地の調査報告や古記録に見える事例を引いて論じる。原田の総説に始まる十七編からなり、後半では修験道・庚申信仰・キリシタン・新興宗教と民間信仰とのかかわりを扱う。