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誰もが加わる阿武隈の地蔵遊び

所在地福島県阿武隈(磐城)
年代古代〜現代(歴史民俗学)
登場桜井徳太郎
出典霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点

どんな伝承か

福島県下の阿武隈川流域の村々では、ごく最近まで「地蔵遊び」ということが行われていた。参加するのは多くは児童だが、若者組・娘組といった青年層や、すでに結婚して一家を構える壮年層の間でも行われ、村の構成員のあらゆる年齢層が加わるところに、この遊戯の持つ意味の重さがある。もっとも衰退し単純化した形は「かごめかごめ」型で、真ん中に一人を入れて周囲の者が輪になり、童唄を唱えながらぐるぐる回る。唄が終わって輪が静止すると、真ん中の鬼が自分の背後にいる者の名を当てるのである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点(桜井徳太郎・桜井徳太郎・歴史民俗学・1977年(昭和52年))

『霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点』は、桜井徳太郎が一九七七年(昭和五十二年)に著し、筑摩書房から刊行した論文集である。昭和三十二年から五十年にかけて学会誌や雑誌、新聞に発表した論考を収め、民俗学と歴史研究の関係、郷土の民俗像の史的復元、古代のシャマニズムと憑霊、呪いの人形、怨霊から御霊への死霊観を論じる。後半で折口信夫の巫女観と柳田国男の祖先観を検討し、巻末にあとがきと初稿発表覚書を付す。

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