トップ > 京都府の伝承 > 京都市

北野祭と都会の夏祭り

所在地京都府京都市上京区(北野天満宮)
年代八月四日ほか
登場—
出典日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗

どんな伝承か

北野社も近くの社家の人々にとっては氏神のような存在で、その氏神祭りにあたるのは秋のずいき祭りだが、それとは別に夏祭りとして北野祭がある。もとは八月五日だったが今は八月四日となり、この日には臨時祭や御霊会も営まれる。原典によれば、北野・石清水・祇園といった社は、京都でも稲荷や松尾に比べて都会的な性格が強く、宮寺があって社僧が奉仕し、祭りも豊作とかかわらない。八坂神社の祇園会は七月の夏祭り、石清水八幡の放生会は八月十五日で、いずれも災いを払うことを主とする都会の祭りの傾向を示すという。

原典より

北野社にしても近在の社家団にとってはやはり氏神的なもので、その氏神祭りに該当するものは、秋のずいき祭りであるが、それとは別に夏祭りの北野祭がある。—— 日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか)

『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』は、原田敏明・池上廣正・堀一郎ら十二人の執筆者による論文集である。民間に伝わる神と霊の観念、家や村の氏神、職業の神、祭りの日取りと組織、憑きものや妖怪を題材に、各地の調査報告や古記録に見える事例を引いて論じる。原田の総説に始まる十七編からなり、後半では修験道・庚申信仰・キリシタン・新興宗教と民間信仰とのかかわりを扱う。

種別から探す

放生会御霊会

京都市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』の伝承