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妙行寺の長栄稲荷とガメの秘薬

所在地新潟県柏崎市西本町一丁目(妙行寺)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信

どんな伝承か

西本町の妙行寺の境内には、七面大明神と廊下でつながった稲荷社がある。長栄殿の額が掛かっていることから長栄稲荷と呼ばれるようになったらしい。七面大明神を信心すれば眼の病が癒えるというが、この稲荷のご利益ははっきりしない。ただ頭の湿疹であるガメを治すともいわれ、ここから出す胡麻油と硫黄を混ぜて作るガメの薬は秘伝とされた。伝説もなく参詣する人も少ないので、町内の石屋や左官、大工、畳屋らの職人衆が長栄保存会を作り、月三円の掛け金で職人講を営み、その一割を社の費用に充てた。子を持つ職人以外の町の人々も掛け金を出し合い、町内の繁栄を祈って集まったという。

原典より

西本町妙行寺境内にも七面大明神と廊下続きで一緒になっている稲荷社がある。—— 柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)

『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。

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