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高原田の田中のゲンバ屋敷跡

所在地新潟県柏崎市大字女谷高原田(毘沙門堂)
年代不明(伝承)
登場田中のゲンバ、山伏
出典柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信

どんな伝承か

女谷には田中のゲンバという話がある。高原田の地蔵堂、いまの毘沙門堂のあたり、松の木の裏手に山伏の屋敷跡があり、そこからは丸柱が出たり、囲炉裏の灰が出たりしたという。田中のショウベイとも呼ばれ、田中とは大百姓を指す言葉である。昔の女谷川は上野の集落を抜けて高原田の山沿いを流れ、新屋敷の裏を通り、大天白の跡地あたりで南へ折れていた。ゲンバは次第に力をつけ、高原田の地蔵堂から兜中山へ一直線に結ぶ原の中、その川沿いに一反七、八畝ほどの屋敷を構えたという。墓は旧診療所の大杉の下、平らな石の上に載る丸い石がそれだとされる。兄筋のゲンバはすでに絶え、弟筋には水上の光明院が続いていると伝える。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)

『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。

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