覚醒後の病気治しと透視の評判
どんな伝承か
高熊山での体験を境に、王仁三郎に潜在していた超常能力は一気に開花し、つぎからつぎへと村人の病気を治したり、透視能力を発揮したりするようになった。ほどなく友人の家に開いた彼の教会所には、病人や不幸を背負った人たちが続々と訪れた。王仁三郎には天狗がついているという評判が立ち、周辺の町や村から人びとがどっと押し寄せて「穴太の喜楽天狗さん」と呼ばれ、一大ブームを巻き起こした。あまりの熱狂ぶりに、ついには警察も放置できなくなり、あれこれと王仁三郎に干渉しはじめるほどになったという。近隣で病気治しをはじめたのは明治三十一年四月のことである。
原典より
彼に潜在していた超常能力は、いっきに開花し、つぎからつぎへと村人の病気を治したり、透視能力を発揮したりするのであった。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。