福知山の営所と舞鶴の軍港を言い当てた神託
どんな伝承か
日清戦争の開戦を的中させた出口ナオは、さらにこうも語っていた。福知山に営所ができ、舞鶴には鎮台ができて、あの海には軍艦が浮かぶようになる。福知山・舞鶴から外囲い十里四方は宮の内で、綾部は末で都になる、と神が仰せられる、というのである。実際に戦争が始まると福知山には連隊が置かれて営所ができ、舞鶴も予言のとおり軍港となって軍艦が出入りするようになった。綾部で気狂い婆と呼ばれ貧困のどん底にいた無学な老婆は、憑いてきた見知らぬ神との内なる闘いを通して、卓越した予言の力と強いカリスマを身につけていった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。