神代餅を三十六個食べた中村竹吉
どんな伝承か
王仁三郎と妻スミの結婚から一年目の旧正月、出口ナオは神前に集まった役員信者たちに神代餅の雑煮をふるまった。皆が箸を置いたあとも一人腹に餅を詰め続けていた中村竹吉が立ち上がり、「三十六個食べた、三十六はミロクじゃ、この元旦からわてがミロクの型を出す」と宣言する。反発した四方祐助が箱膳を振り下ろすと中村の額から血が流れたが、彼は「この血を見よ、打たれてもビクともせん」とわめいたという。
原典より
一同が首をかしげていると、男は、「おわかりになりまへんか。三十六はつまりミロク、この元旦からわてがミロクさまの型をだして、世界を神代に立て替えるんですがな」というのである。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。