定期券売り場の開いたドア
どんな伝承か
清田は、当時交際していた女性がスプーン曲げを見慣れて驚かなくなったので面白くないと思っていた。高田馬場の、地下鉄の定期券を売るボックスに、手を放すと閉まる開閉式のドアがあり、曇りガラスではないので向こうが見える。彼女の後ろについて行き、彼女がドアに触れるか触れないかの瞬間に念じると、ドアが三十センチほどすっと開いた。彼女が振り返って何かしたでしょうと言う間も開いたままで、清田が笑うと閉まったという。かなり強く押さないと開かないドアだった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
サイキの海へ――超能力をめぐる対話(清田益章・宮内勝典・清田益章・超能力・昭和(1980年代))
超能力者・清田益章と作家・宮内勝典による超能力をめぐる対話集『サイキの海へ』。全五弾+完結編の対話で、清田が自らの超能力体験と思想を語る。