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猫魔ヶ嶽の怪猫を撃った六蔵

所在地福島県耶麻郡猪苗代町志津
年代伝承
登場六蔵、渡部正光、山田友弥、語り手、伝承者、猟師・体験者、話者
出典猪苗代町史 第2集(民俗編)――昔話と伝説

どんな伝承か

昔、志津村に六蔵という猟師がいた。鉄砲の名人で、若松の射撃場では武士たちに代わって的の中心を次々に射抜き、驚かせて逃げ帰ったという。ある時磐梯山で野宿し、翌朝大きな猫に向けて七発撃っても効かず、弾が尽きたと見て飛びかかってきたところを、猟師が必ず持つ囲い弾丸で仕留めた。それは猫魔ヶ嶽の怪猫であった。また吾妻山で熊を獲り過ぎた六蔵は、自宅の前にいた白熊を追ううちに刈田嶽まで来てしまい、白髪白衣の仙人と化した吾妻山権現から狩りを止めるよう諭される。のちに再び狩りを始め、山中で大男に背中を撫でられて病み、それがもとで死んだという。

原典より

年代はいつの頃か昔、志津村に六蔵という猟師がおった。—— 猪苗代町史 第2集(民俗編)――昔話と伝説(猪苗代町(編)・猪苗代町史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

猪苗代町史 第2集(民俗編)――昔話と伝説(猪苗代町(編)・猪苗代町史)

『猪苗代町史 第2集(民俗編)――昔話と伝説』は、猪苗代町の町史民俗編のうち、第十一章「昔話と伝説」を収めたものである。町内の話者から聞いた方言まじりの昔話と、楊枝峠の力松、皿沼物語、木地小屋村の大蛇、大恩寺の化け灯篭、首なし地蔵、吾磐椅の鬼婆、磐梯明神など、町内の地名や寺社にまつわる伝説を載せる。昔話は動物昔話と本格昔話に分け、伝説の末尾に『新編会津風土記』『耶麻郡誌』などに載る伝説の題を挙げた伝説追補を付す。

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