魔女の素性
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どんな伝承か
江州の大津東町に関する魔女伝説は三つの話で構成される。第一話は、穢多の娘が父の貧苦を見かねて投身し、ギバ(馬を殺す霊)となるもの。第二話は、馬頭観音がギバを恐れさせるため町の馬が助かるというもの。第三話は、賤しい身分を厭う娘が隠れ身分の男と夫婦になり、その子が殺傷癖を示すため、自ら馬の虫となった話。三話共通の結末は、大津東町と記せば町内の馬を助けるという設定。玉虫色の特徴が魔女と馬虫に共通し、天文五年の将軍代参時代の記録にも魔女の女が現れ馬を殺した記事がある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
民俗怪異篇(磯清・磯清・民俗怪異・昭和初期)
磯清『民俗怪異篇』。馬・城・猫・灯の占・狼・落語の怪談という主題ごとに、各地の怪異伝承を随筆風に集成する。馬の怪では、馬を悩ます馬魔(ギバ)とその禁厭、大津馬神社と魔女の素性、古戦場・城趾に出る首切れ馬と濁ヶ淵の主、袖ヶ瀧山の夜行さん(左片袖の姫)、鈴鹿の坂で物言った馬の人語(寛政年中)、馬と恋の執着、徳川家が白馬を禁物とした話。
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大津市の伝承
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