婿に入った男が仏間に泊められると
どんな伝承か
秦野市の山谷で聞かれた話。ある人が婿に行った先で、仏間に泊められた。化け物が出たらもぐってしまおうと思っていると、夜中にチャンチャンチャンと念仏の鐘の音が聞こえてくる。畳に耳を押しつけて聞いてみると、馬頭観音だという。馬が死んで博労が埋けたので、その音が聞こえるのだといわれた。戸川では、その家の仏間を見たら白いひげがいっぱいであったと語られ、その家では次々に人が死に、残った者が婿を取ったのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史・自治体史(民俗))
『秦野市史 別巻 民俗編』所収の妖怪・伝説(一〇〇話を七分類で収載)。神奈川県秦野市に伝わる口承を採録する。