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鹿と狐が美女に化けた山賊退治

所在地神奈川県秦野市戸川(鹿島神社)
年代慶安二年
登場戸田庄右衛門、戸川村の地頭
出典秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪

どんな伝承か

慶安二年に戸川村の地頭となった戸田庄右衛門は、ある早朝、夫人と村内の鹿島神社へ参ったおり、猟師に追われていた鹿と狐を助けた。後のある夜、五、六人の山賊が地頭の屋敷を襲うと、鹿島社から四、五人の美女が現れて案内に立ち、主人は留守だと告げて酒肴をふるまった。皆が踊り歌って酔いが回ったころ夫人が現れ、山と積んだ黄金を好きなだけ持ち帰れと言う。賊たちが背負えるだけ背負って帰ろうとしたところを追捕の一隊に囲まれ、一人残らず古池に落ちた。翌朝、大石を背負った賊が池で死んでいるのが見つかった。助けられた鹿と狐の報恩で、以後、鹿島社を踊宮、埋め立てられた古池の畑を踊畑と呼ぶようになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史)

『秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪』は、神奈川県秦野市の市史のうち、民俗編の口承の部分を収めたものである。前半には市内で聞き取った動物・神仏・妖怪・人や村に関する話を地区名とともに載せ、河童やセンタク婆さん、グアン婆さんなどの妖怪譚を含む。後半の第四節「伝説」は一テーマ一話の方針で百話を採り、動物・植物、水、石・岩、山・坂・道・畑、塚、祠堂、家・村の七つに分け、既刊の類話を〔文献〕として要約して添える。

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狐鹿報恩化ける地名由来黄金

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