洪水と叫んだ女(第二話)
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どんな伝承か
福岡県糟屋郡篠栗町の狐憑き譚。真裸の男が洪水と叫んだのと同じ場所で、ある真昼間、中年の女が「助けてえ、大水が流れてくる、早よう誰か来て」と叫びながら、着物の裾をだんだん上げていった。吾市はこれを見て「またこの狐め、狐にだまされとるな」とあたりを見回すと、大松の根元に一匹の大狐がじっと座って女を見つめていた。吾市が「この野郎」と狐めがけて石を投げつけると、狐はさっと逃げ、女は正気にかえったという。狐に化かされる話の多い季節の出来事である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
篠栗町誌 民俗編――伝説・怪異(篠栗町(編)・篠栗町誌・自治体史(民俗))
『篠栗町誌 民俗編』所収の伝説・怪異。福岡県篠栗町(霊場八十八ヶ所で知られる若杉山麓)に伝わる口承を採録する。
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篠栗町の伝承
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