事故死した小学生を祀る坂の地蔵
どんな伝承か
新井田の坂と呼ばれる場所には地蔵が祀られている。学校からの帰り道、トラックに乗った小学生が事故を起こして命を落としたため、その霊を鎮めようとして立てられたものだという。この坂をめぐってはさまざまな世間話が今も語られており、そうした話の一部は、やがてこの坂の地蔵にまつわる伝説として語り継がれてゆくのではないかと述べられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承(脇野沢村(編)・脇野沢村史)
『脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承』は、下北半島の最西端にある脇野沢村の村史民俗編のうち、口承文芸を扱った第七章である。村で採集した一一七話の昔話の特色と語りの場・語り手、地名をめぐる伝説、人を化かすキツネや狐の嫁取り・仇討ちの世間話、夢の予兆をめぐる伝承、天候や豊漁・豊作の諺を収める。章を昔話、伝説と世間話、諺と言葉遊びの三節に分け、昔話には『日本昔話大成』の話型分類による対照表を付す。