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母の墓で授かった打出の小槌

所在地福島県田村市船引町今泉
年代不明
登場継子の糠福、実子の紅皿、継母、亡母の霊
出典船引町史 民俗編――昔話と伝説

どんな伝承か

糠福は先妻の子、紅皿は後妻の娘で、糠福はいつも粗末に扱われていた。継母は栗拾いに底の抜けた籠を糠福に持たせ、いくら拾ってもたまらない。日が暮れて山にいると灯りが見え、たどって行くと年取った婆さんが膝枕をして寝かせ、打出の小槌をくれた。朝、目覚めるとそこは実の母の墓で、枕にしていたのは母の墓石であった。小槌を振れば栗も着物も出て、芝居見物にも行けた。糠福は評判となり、歌くらべにも勝って嫁に行く。真似て臼に乗せられた紅皿は、背戸の山から転がされて池に落ち、死んでしまったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史)

『船引町史 民俗編――昔話と伝説』は、船引町が編んだ町史民俗編のうち、第十一章「昔話と伝説」を収めたものである。昭和五十三年春から町内を回って集めた昔話を話者の名を添えて土地の言葉のまま載せ、坂上田村麻呂や安倍貞任にまつわる地名・社寺の由来など町内の伝説を併せて記す。第一節では語り収めの句、葉煙草ののし作業を語りの座とした伝承の環境、語り手の系譜を論じ、第二節では伝説を自然・歴史・宗教の三つに分けて紹介する。

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継子いじめ打出の小槌

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