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首里トヂ・マチャー・ビーの二つの火玉

所在地沖縄県那覇市字識名(金城橋)
年代不明
登場豆腐売りの人妻とその夫
出典日本の俗信 2――俗信と迷信

どんな伝承か

妻を待つ火という意味のトヂ・マチャー・ビー(刀自待火)は遺念火の一種で、各地に見られるが、旧王都首里の西部、織名平(シチナ)に出るものが名高い。はじめ提灯ほどの火が一つ現れ、別の方角から来たもう一つの火玉と一つに合わさって揺らめきながら立ちのぼり、消えたかと思うとまた現れる。首里金城に美しい豆腐売りの人妻がいたが、横恋慕した男が市からの帰りを待ち伏せ、夫は妻の帰りが遅いのに絶望して余城橋から身を投げたと偽った。妻は夫の後を追って身を投げ、妻の死を聞いた夫も同じ橋から身を投げた。二つの火玉はこの夫婦の魂だという。

原典より

最初に一つの提灯大の火が現れ、他方から今一つの火玉が来て一つ合してゆらゆらと立ち上つて消えたかと思うと、また現れる。—— 日本の俗信 2――俗信と迷信(迷信調査協議会・日本の俗信・1951年(昭和26年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の俗信 2――俗信と迷信(迷信調査協議会・日本の俗信・1951年(昭和26年))

『日本の俗信 2――俗信と迷信』は、迷信調査協議会が文部省への第二回報告書として編んだ答申書で、まえがきに昭和二十六年十二月の日付がある。迷信の定義や時代性、俗信と生活慣習の区別を委員たちが論じ、食い合わせや守札、憑きもの、河童の名称の分布、迷信による殺人の精神鑑定例などを取り上げる。総論と座談会、各論、結婚・妊娠の迷信の解明、新聞の社説・投書を集めた附録の四章から成る。

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琉球妖怪火玉心中遺念火身投げ

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