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皇太子妃を言い当てた女占師

所在地東京都千代田区大手町(産経会館)
年代伝承・近世〜現代
登場関敬吾、藤田小女姫、伝承者、女占師
出典日本人物語5――秘められた世界

どんな伝承か

大手町の産経会館では、毎週水曜の午前中だけ身上相談所が開かれていた。座っていたのは昭和十三年一月生まれ、当時二十二歳の女占師・藤田小女姫で、一日に百人近くが押しかけたという。名を高めたのは昭和三十三年七月の放送で、生放送のマイクを前に、皇太子妃は十一月ごろ決まる、相手は民間の人だと言い当てたことによる。翌日の天気や、有田八郎の都知事選の見通しも当たったと伝わる。道具は使わず、相手に姓名と年齢を書かせるだけだったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本人物語5――秘められた世界(関敬吾(編)・日本人物語)

『日本人物語5――秘められた世界』は、日本人の暮らしの奥にある秘められた信仰や伝承を扱った叢書『日本人物語』の一冊である。境の神や通過儀礼を論じる序論に続き、入らず山や隠れ里、竜宮、平家谷、埋蔵金、生まれ代わり、あの世を見た話、魔法使い、生霊、秘密結社、狐憑きなどを、伝承と昭和三十年代までの新聞記事・見聞を織りまぜて述べる。序論「生活文化の秘密性――はじめに」の後、「奇蹟」「不気味な神々」などの区分の下に短い節を並べる。

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