供え物を求めた死者の国の父母
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
熊狩りに山へ行った夫が間もなく戻り、青ざめて立って、身体を祓い清めてほしいと言う。妻がヨモギで祓って家に入れると、夫はこう語った。山に入るとこれまで気づかなかった穴があり、どうしても入ってみたくなって進むうち、行く手が明るく後ろが暗くなって別の世界に出た。大きなエゾ松に死人の杖が何本も立てかけてある。海辺では大きな舟から荷を揚げているが、働いているのは皆すでに死んだ人ばかりで、ぶつかりそうになっても気づかない。近くの家には死んだ父母がいて、供え物を送らないので誰も招待できず悲しい思いをしていると怒り、これからは誰が死んでも物を供えよと言い聞かせた。夫は間もなく死んだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
種別から探す
白老町の伝承
広告枠(AdSense)