摩周湖の大魚と黒塗りの丸木舟
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どんな伝承か
大昔、カムイト(摩周湖)には熊も鹿も一呑みにする大魚が棲み、丸木舟ごと呑まれたアイヌも少なくなかった。釧路の酋長カンナカムイエカシは若者を率いて湖に乗り込み、老人たちが降伏の祭壇を築いて祈るなか、二度にわたり丸木舟と筏で挑んだが、大魚の起こす大波に覆されて退けられた。三日目、白木の舟と黒塗りの舟を流してみると、大魚は白木の舟だけを襲い、黒塗りには見向きもしなかった。酋長は退治をやめて引き揚げ、以後アイヌは黒塗りの舟で漁をして襲われなくなったという。大魚はチライ(イトウ)であったと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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弟子屈町の伝承
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