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摩周湖の主が塞いだ西別川

所在地北海道川上郡弟子屈町(摩周湖)
年代伝承(口承)
登場モイサム、西別川辺に住むアイヌ
出典日本伝説大系 第1巻
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どんな伝承か

摩周湖には太古たくさんの魚が棲み、湖の主という大魚もいたが、湖畔のカムイヌプリの神が屈斜路湖の藻琴山や槍岳と争ってエトロフ島へ去ったのち、魚は棲まなくなったと伝える。あるとき西別川のほとりに住むモイサムが、川の水が涸れて雑魚が半死半生で泳いでいるのに驚いた。人々が川上へ走ると、大木のような怪魚が川を堰き止めていた。急を知らせて皆が高台へ逃れたのち堤が切れ、恐ろしい水音とともに濁流が下った。怪魚の腹には大鹿の角が突き出ており、摩周湖に落ちた鹿を呑んで腹を破られたのだと決したという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。

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