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幌別川の二つの砦と偽の寄り鯨

所在地北海道枝幸郡枝幸町幌別
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第1巻
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どんな伝承か

幌別川のほとりに二つの砦があり、アイヌの集落が平和に暮らしていた。そこへ北からアイヌの一団が攻めて来て、砦をめぐる攻防が始まったが、勝敗はなかなか決しなかった。海の荒れた翌日、砦を守る者が海岸を見ると、新しく小山ができて多くの海鳥が群がっている。鯨が寄ったと考えた砦の人々が海岸へ走った隙に、砦は敵の手に落ちてしまった。前夜の荒れでできた砂山に敵が魚を捨て、海鳥を集めたのであった。その砂山は砂盛と呼ばれて近年まで残ったが今は崩れ、大小二つの砦跡だけが当時を物語る遺跡として残るという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。

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