血で赤く染まるマタギ家例の餅
どんな伝承か
稲沢で鈴木姓、惣右衛門系を名乗る人たちは、正月にマタギ家例と称して、小豆の煮汁を入れた赤い餅を搗く。この家例は、昔、鈴木家がマタギをしていた頃、カモシカの血のついた野良着を着たまま餅を搗き、その血が臼の中に入って餅が赤く染まったことに始まるという。また鈴木家では、身内同士でこの餅を交換し合ったとも伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。