有りや無しやと鳴く鳥と関
どんな伝承か
鳥海山の西麓、女鹿の北に秋田へ行く道がある。昔、三崎に手長足長という鬼がいて、この道を通る人を取っては食っていた。ところが三本足の鳥がいて、鬼がいる時は有り、いない時は無いと鳴いて知らせてくれるので、人々は無いと鳴く時を見計らって通ったという。それでここを、鳥の鳴き声にちなんで有耶無耶の関と呼ぶようになったと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。