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太子が箕作りを教えた上村

所在地大阪府堺市上
年代伝承(口承)
登場聖徳太子、伝承上の主人公
出典日本伝説大系 第9巻

どんな伝承か

堺市上は、元は十八戸ほどの小さな部落であった。聖徳太子がこの地に来遊した際、風光のよいのを賞して、以後は佳村と呼ぶのがよいと言ったので佳村となり、後に転訛して上村と書き「かむら」と呼ぶようになったという。また太子が四天王寺を建立する際、上村の住人が出色の奉仕をしたので、太子から箕作りの方法を教えられた三人が村に帰って一族にその技術を伝え、生業とした。これを世襲して箕株と称し、株外の者は箕作りを禁じられていた。その箕は竹材を骨とし桜の皮で編んだもので、特に太子箕と呼んだ。箕株を持つ者は太子講を作り、毎年年忌を営んで太子の徳を讃えたが、今は途絶えていると伝わる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第9巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第9巻』は、日本伝説大系編集委員会が編んだ伝説資料集の一巻である。三重・奈良・和歌山・大阪の各地に伝わる伝説を、三輪山・安珍清姫・弘法清水・油掛け地蔵など百余りの話型ごとに集める。各話型は例話を冒頭に据えて『日本伝説名彙』などとの対応を示し、〔類話〕に伝承地と出典つきの梗概を並べ、〔文献〕に近世以前の史料の原文を添えて補う構成をとる。

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聖徳太子禁忌地名由来太子講

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