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月を招き返した月夜の大師庵

所在地徳島県阿南市新野町(月夜の大師庵)
年代伝承(口承)
登場弘法大師、杖で清水を湧かせ月を招き返した僧
出典日本伝説大系 第12巻

どんな伝承か

阿南市新野の月夜の大師庵はお水大師とも呼ばれる。弘法大師はこの土地に水がないのを気の毒に思い、杖で山際を突いた。すると清水が湧き出したという。それは八月三日のことで、その夜は三日月が一晩中沈まずに照らし続けたと伝わる。また大師は一夜のうちに薬師像を彫ろうとして、沈みかけた月を招き返したともいう。出典は『阿南の伝説』。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第12巻』は、四国四県(香川・愛媛・徳島・高知)の伝説を話型ごとに集めた伝説集成の一巻である。神々の争いや大人の足跡、弘法大師の彫り残しや麦の種、英雄の誕生、長者、人柱、蛇聟、狼の報恩、化猫退治、首切れ馬、夜泣石、地蔵の霊験などを、町村誌や地方の伝説集、昭和五十三年度立命館大学説話文学研究会の採集調査稿から採る。百三十九話に通し番号を付け、各話に伝承地と出典、高木・柳田の分類名を添え、県別の〔類話〕と〔文献〕を続ける。

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