見沼の竜神
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どんな伝承か
見沼は遠い昔、いもりが多く棲んでいたことから「いもり沼」と呼ばれたという。昔、この沼のほとりに父母のいない美しい娘が住んでいた。見沼をはさんで対立する豪族の息子同士が同時にこの娘に恋して争い、結局は一人が勝った。恋に敗れた若者は口惜しさのあまり娘を盗み出し、大きな箱に詰めて見沼に投げ入れた。翌日その箱を開けてみると娘の死骸はなく、たくさんのいもりがぞろぞろと出てきたので、若者は驚いて気絶してしまった。この話を聞いた里人は、娘は見沼の主である竜神の子であったろうと噂し合ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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