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褌をかぶって山の神をやり過ごす

所在地鹿児島県大島郡伊仙町大字佐弁
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第15巻

どんな伝承か

佐弁のあたりでは、十一月と十二月の夜に山の神が嶺づたいに下りてくるという。徳之島町と伊仙町の境を流れる本川の傘石の下で、二人の漁師が仮眠していたところへ、その神が通りかかった。一方の漁師は褌を頭からかぶって神が過ぎるのを待ち、もう一方は震えながら神の姿を見ていた。褌をかぶった者には何事もなかったが、見ていた漁師は悪寒と高熱に襲われ、翌日には死んだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第15巻(山下欣一・遠藤庄治・福田晃(編集執筆)・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第15巻』は、山下欣一・遠藤庄治・福田晃が奄美・沖縄本島・沖縄先島の編集執筆を分担し、福田晃が全体をまとめた伝説集である。島々の口承伝説を、市町村の民話集や大学の口承文芸研究会の採集稿、近世の文献から集め、天地や人類の始まり、島建ての神、キジムナー、蛇婿、津波、御嶽や墓の由来などを収める。第一部「文化叙事伝説」と第二部「自然説明伝説」に分け、各話を例話・類話・文献・参考の順に並べ、類話は地域別に配列する。

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