百日の祈りに映った源融の面影
どんな伝承か
貞観年中、この土地に一人の旅の男が訪れて農家に泊まった。男は奥羽按察使の左大臣源融であった。融はその家の娘、虎女と恋仲になるが、やがて都に呼び戻されてしまう。虎女は再会を祈って、百日のあいだ麦の青葉で文知摺石を磨き続けた。すると満願の日、石の面に融の姿が映し出されたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。