八内八館八耕地と呼ぶ地名
どんな伝承か
郡山市富田町には、八内八館八耕地と呼ばれる名称が伝えられている。八内とは町内・久ノ内・十郎内・入ノ内・比足内・上ノ内・諏訪ノ内・大十内をいい、八館とは向館・備前館・出雲館・山王館・水神館・赤沼館・瓜坪館・杉館をいう。八耕地とは町東・山前・町田・亀田・音路・町西・瓜坪・諏訪前の八つの耕地を指すという。『富田郷土誌』が伝える地名の一条である。
原典より
富田町には、八内八館八耕地の名称がある。—— 郡山の伝説(郡山市教育委員会(編)・大島建彦(監修)・ふるさとの文化財調査事業・1986年(昭和61年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
郡山の伝説(郡山市教育委員会(編)・大島建彦(監修)・ふるさとの文化財調査事業・1986年(昭和61年))
『郡山の伝説』は、郡山市教育委員会が大島建彦の監修を受けて昭和六十一年に編んだ伝説集である。昭和五十九年度の「ふるさとの文化財調査事業」で調査員が市内全域から採集した伝説を中心に、郷土誌などで補った話を収め、采女伝説や坂上田村麻呂・源義家・弘法大師にまつわる話が多い。『日本伝説名彙』にならって木・石岩・水・塚・坂峠山・祠堂・家村・祭礼行事の部に分け、各話に伝承地と報告者名を添え、巻頭に監修者の解説を置く。