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時沢の大師森山に残る石棺

所在地山形県東置賜郡高畠町大字時沢(大師森山)
年代延喜五年(905年)入寂
登場釈円仁の高弟、安念大師、釈円仁、遍照、志田義次、安念大師、時沢に入寂した名僧、安念大師の師、元慶寺で胎蔵界の教を授けた僧、出羽説での安念大師の父
出典高畠町伝説集

どんな伝承か

安念大師は屋代の時沢にある大師森山の中腹で入寂したと伝えられ、今も石棺が残る。石棺は県内で大山のものと時沢のものの二つしか見つかっておらず、置賜では貴重なものとされる。大師は釈円仁の高弟で、元慶寺の遍照について胎蔵界の教えを研究した名僧であった。出生地については、豪忠の「伊豆走湯山縁記」に相模国星谷の生まれとあり、三井敬光の「五大尊者賛」には出羽の人で志田義次の長男とあって、いずれが正しいか分からない。亮潤の書には出羽置賜時沢山の岩窟に入寂したとあり、時沢の妙法院の所伝では延喜五年二月十九日の入寂という。今も大師森山には安念の洞窟があり、霊地とされている。

原典より

安念大師は屋代の時沢の大師森山の中腹に入寂されました。—— 高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編)

山形県東置賜郡高畠町(屋代・亀岡・和田・二井宿・糠野目・高安・露藤ほか各地区。一部は隣接の米沢市・南陽市宮内・長井市)に伝わる伝説を、神仏/人物/怪異/動物/什物/地物/地名/地誌 の八篇に分類して集成する。屋代神社の鬼女縁起、犬の宮・猫の宮、安久津八幡、狐狸むじなの化かし、天狗・怪物・沼の怪、青葉の笛や応挙の幽霊画、伊達・上杉の城館跡や古戦場、地名由来など、高畠の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。

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