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津波の身代わりに沈んだ長浜観音

所在地神奈川県横浜市金沢区金沢町(称名寺)
年代応長(1311-12)
登場—
出典武蔵の伝説

どんな伝承か

横浜市金沢区金沢町の称名寺に伝わる長浜観音は、もとは同区長浜の福衆海寺にあったという。応長の頃、大津波が押し寄せて長浜の村は一面の海に沈んだ。しかしこの観音が村人の身代わりとなって海中に没したため、溺れ死ぬ者は一人も出なかった。のちに観音は海中で光り輝き、漁の網にかかって引き上げられた。体にカキの殻がついていたので、貝付き観音の名でも呼ばれている。

原典より

長浜観音と呼ばれるものが、横浜市金沢区金沢町の称名寺にあるが、もともと同区長浜町の福衆海寺にあったものと伝えられる。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年))

『武蔵の伝説』は、大島建彦と渡辺千佳子が昭和五十一年に著した伝説集である。埼玉県・東京都と神奈川県の一部にあたる旧武蔵国の伝説を、地誌・紀行・社寺縁起・区市史や『埼玉県伝説集成』などの文献と土地の口碑から集め、項目ごとに出典を添える。『日本伝説名彙』の六部門に家・村と祭礼・行事を加えた八部に分け、巻頭の「はじめに」で伝説の分類の方法を論じている。

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