宝登山の男女の神の逢い引きと奥の院
どんな伝承か
宝登山の祭りは五月二日に行われ、村の若者たちが下の神社の神輿を頂上の奥の院までかつぎ上げ、そこで祝いの甘酒を飲み合ったという。もと秩父の駅長を務め宝登山のふもとで生まれた落合守字郎は、若い頃なぜこのような祭りをするのか神主に尋ねたところ、奥の院には女の神様がいて、この祭りの日に下の男神を連れて登り、二人を逢わせるのだと教えられたと語っている。奥の院がある場所の字名は浜居場といい、むかし正月に破魔矢を射る神事が行われていた場所だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秩父・奥武蔵伝説たわむれ紀行(神山弘・1984年頃(昭和50年代))