二本の大木が抱き合う縁結びの松
どんな伝承か
立石の七不思議の六つ目。立石寺から山本や竹佐へ通じる道の、竹佐山道と記した道標の分かれ道から三百メートルほど登った所に、二本の松の大木が抱き合うようにくっついて立っている。根元は穴になっていて、向こうが見通せる。縁結びをしてくれる松だと言われ、その姿はまさに松の抱き合いだという。
原典より
縁結びをしてくれる松というが、その形、正に松の抱合。—— 信州七不思議(降幡利治・1984年(昭和59年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
信州七不思議(降幡利治・1984年(昭和59年))
『信州七不思議』は、降幡利治が昭和五十九年に著した信州各地の七不思議を集めた本である。諏訪大社上社と下社の御神渡りや筒粥に始まり、松原湖、生島足島神社、川中島古戦場、志賀高原、浄光寺、雲上寺、立石など県内各地に伝わる七不思議を、町村誌などの資料と聞き取りをもとに記す。各地の七つの事柄を箇条に掲げて関わる社寺や史跡の解説を添えるガイド風の構成で、序では越後の人が信州人の気質を評した七不思議を紹介する。