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稚児ヶ原の地蔵と穴あき小石

所在地福岡県北九州市八幡西区大字金剛(稚児ヶ原)
年代応仁年間(一四六七〜六九)
登場—
出典北九州市史 民俗

どんな伝承か

八幡西区金剛の稚児ヶ原に地蔵がある。応仁年間(一四六七〜六九)、金剛寺という寺に強盗が押し入り、寺のまわりで遊んでいた子どもたちが殺されたため、村人がその霊を弔って建てた地蔵だと伝えられる。願をかけると万病が治るとされ、参拝者が多かった。とくに子どもの病気なら何にでも効くといわれ、願かけには穴のあいた小石を供え、以前から供えてある穴あきの石を借りて帰る。たとえば耳を患ったときは、母親がその石を子の耳に当て、呪文や御詠歌を唱えながら穴から息を吹き込むと痛みが引くという。参拝の盛んなころには地蔵の前に穴あきの小石が山のように積まれていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)

『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。

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地蔵願かけ耳の病呪文金剛寺

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