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白粉を塗るおしろい地蔵

所在地福岡県北九州市戸畑区天籟寺二丁目(おしろい地蔵)
年代天明八年(一七八八)
登場林清次郎、天賀三郎永行、地蔵の建立者、天賀城主
出典北九州市史 民俗

どんな伝承か

戸畑区天籟寺二丁目三に、「おしろい地蔵」または「七薬師地蔵」と呼ばれる地蔵がまつられている。天明八年に林清次郎が天籟寺に建て、林家でまつっていたものというが、一説には、豊前国企救郡西谷村の豊前坊の城が落ちたとき、顔に白粉を塗り四人の腰元と同じ姿で落ち延びた城主の姫が、沢見まで来て敵兵に発見され殺されたのを村人が哀れみ、地蔵を作って冥福を祈ったものと伝わる。子供の百日咳や病気に御利益があるといい、参るときや願ほどきには地蔵の顔に白粉を塗った。また、天籟寺山の天賀城が落城し、城主天賀三郎永行の姫や侍女ら女性ばかり七人が自害したのを埋葬し、その上に建立合祀した地蔵だともいう。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)

『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。

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