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音楽に導かれた十三聖を祀る塚

所在地埼玉県秩父市寺尾(音楽寺)
年代伝承
登場徳道上人、花山法皇、縁起の聖者、仏舎利の所持者
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 中

どんな伝承か

秩父市寺尾の十三塚は、音楽寺から小鹿坂峠へ向かう道筋にある。『音楽寺縁起』によると、天暦三年、大和初瀬の徳道上人ら十三人の聖が百番観音の霊場を求めて信州善光寺に集い、花山法皇の持つ仏舎利を納めた錦の袋を空へ放って、落ちた所に堂を建てることにした。袋の行方を追って秩父へ来ると、峰からえも言われぬ音楽が響いて一行を導き、峰の松に金色に輝く袋が掛かっていたので、そこに松風山音楽寺を建てたという。十三塚はこの聖たちを祀ったもので、塚の上には中央の親地蔵を囲んで十三体の地蔵が並ぶ。

原典より

十三塚はこの十三人の聖者を祀った塚であるという。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。

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