氷の形で豊凶を占う乳穂の滝
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どんな伝承か
東北地方では稲を積む場所や積み方をニホと呼び、ニホを新穂の意と解している人が今もあちこちにある。岩木山の谷の奥にはニヒボの滝があって、厳冬にその滝の氷の形によって次の収穫の豊凶を占うべく、深い雪を分けて見に行く農夫がもとは多かった。漢字では乳穂とも書き、人の乳房の形に凍るともいったが、それはおそらく文字の知識のある者の想定に限られ、普通にはこれがニホであることを皆が知っていた。羽後の仙北の境の山にはニウツムリという遠くから見える一峰があり、残雪の形を眺めて来る秋の稔りを占う点は、津軽の山中の滝ともよく似ていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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弘前市の伝承
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