江戸深川釜屋堀と上総五井の祭市
どんな伝承か
江戸深川釜屋堀の鋳物師たちは、上総五井の大宮神社で十月十五日から始まる祭市と古くから関わりがあった。祭の当日に行われるツク舞の神事では、径八尺の麻布の球を柱に高く結びつけるが、この球の芯には必ず鍋釜を包む薦の残りを納めて詰めたのだという。宇佐神宮の御正体が黄金であり薦で包んだという古伝と結びつけて、柳田国男はこの鋳物師と薦編みの由緒を考察している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。