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池の沢ミソネの噴出と夜中の出水

所在地東京都青ヶ島村池之沢(ミソネ)
年代天明元年四月十日〜十一日
登場島民
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

安永九年に湧き出した水は、翌天明元年の四月はじめまでにどうにか引いて元通りになった。ところが四月の十日と十一日にまた地震があり、十一日の昼前、池の沢のミソネという場所で噴出が起こる。灰を吹き上げて島じゅうが真っ暗になり、夜に入ると再び湯水が湧き上がった。前年は半月以上かけて水位が上がったのに、このときは夜中の急な出水で、高さは五尋に近く量もはるかに多い。ところが上がったかと思うとすぐに引き、耕地の土は流されて大小の石ばかりが残った。噴煙は強く地面も熱く、丈夫な琉球芋さえ枯れたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第1巻』は、柳田国男の著作を集めた著作集の一巻である。椰子の実の漂着から日本人の渡来と稲作を海の道に求める論考と、海神宮考・みろくの船・根の國の話・寶貝のこと・稻の産屋などの諸篇、大正期の南島旅行に基づく『海南小記』、昭和二十六年八月の自序をもつ『島の人生』を収める。いずれも海と島を舞台に、ニライカナイや宝貝、漂着や島の復興をめぐる民俗と歴史を論じている。

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