医師のいない島の八十人の巫女
どんな伝承か
伊豆七島では巫女を信じる者が多いが、なかでも八丈島の付属島である青島は、巫女の多さで名高いと井上円了は記す。この島には八十人ほどの巫女がおり、病気はすべて巫女に祈禱を行なわせる決まりになっていた。もっとも島には医師が一人もおらず、薬を売る店も一軒としてないため、巫女がその代用をしているのだと円了は伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
迷信の諸相・宗教の真相(井上円了・明治(妖怪学))
『妖怪博士』井上円了による『迷信の諸相・宗教の真相』。迷信を道理に背くことを誤って信じる心理と定義し、妖怪学の立場から全国を巡遊して各地の迷信を実地に報告・批判する(迷信打破)。