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尾張津島の御師と馬の絵札

所在地神奈川県相模原市緑区若柳
年代不明(民俗見聞)
登場柳田国男、採録者、尾張津島の御師
出典定本柳田国男集 第3巻

どんな伝承か

内郷村では以前は助郷の伝馬を出し、駄賃づけの馬も若干飼っていたが、今ではほとんど牛ばかりを飼うようになっている。それにもかかわらず昔の馬神信仰が形ばかり残っていて、飾馬だけを版絵にした津島の絵札がある。今でも毎年、尾張の津島から髭の長い御師が巡って来てこの札を置いていくのを、牛舎の柱に、また牛馬のない家では入口にも貼っておく。この御師が贋物でない証拠は、今でもこの社に参詣する村民が御師の家を宿坊にしていることだという。この他に武州御嶽や相模の阿夫利山からも札を配り、伊勢の御師は万金丹売となって今でも毎年来る。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第3巻』は、柳田国男の紀行・日記・随筆を集めた著作集の一巻である。相模・武蔵の村々を歩いた「水曜手帖」、昭和二十三年八月の自序を持つ「北国紀行」、明治四十三年の「五十年前の伊豆日記」、国際聯盟の委任統治委員会に勤めた大正十一年の「瑞西日記」と「ジュネーブの思ひ出 その他」を収める。後半の「菅江真澄」は昭和十七年二月の序を付け、真澄の著述と旅の跡を年を追ってたどり、写真解説を添える。

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