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越後姫川に流れた山男の屍骸

所在地新潟県糸魚川市
年代天明の頃
登場里人
出典定本柳田国男集 第4巻

どんな伝承か

『越後野志』巻十八に山男の死骸の例が一つある。天明の頃、越後頸城郡の姫川の流れに、山奥から山男が流れてきた。裸で腰に藤の蔓を巻きつけており、身の丈は二丈余りもあったという。ただし人々は恐れて近寄らず、死骸はそのまま海へ漂い去ったので、寸法は実際に測ったものではなかった。柳田は、二丈余りという数字は同じ書物の別の条にも見えることから、この地方で以前から言い慣わされていた大きさらしいと注意しつつ、山男の身長が尋常をはるかに超えていたことは多くの地方で言われており、あるいは事実かもしれないと述べている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第4巻』は、柳田国男の著作を集めた定本の一巻である。岩手県遠野の伝承を佐々木鏡石から聞いて書いた「遠野物語」、山に入った人や神隠しを論じた「山の人生」、河童・ひだる神・一つ目小僧・天狗などを扱い妖怪名彙を付す「妖怪談義」を収める。ほかに「山人考」「史料としての傳説」「比丘尼石の話」「山人外傳資料」「『イタカ』及び『サンカ』」「山民の生活」など、山人・漂泊民・妖怪をめぐる論考を併せる。

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