狐に化かされた話 (10)
どんな伝承か
北国分の田島はつが語る。同家の本家の爺さんが、国分新田の今は墓地になっている所の盆踊りに行った。その帰りに狐に騙され、下の大池の方からぐるりと射撃場の方まで連れて歩かれてしまった。射撃場のそばには、川口という、もと練兵場を監視していた人が住んでいて、その爺さんに助けられ、ようやく家まで連れて来てもらったという。
原典より
国分新田(いまの北国分)なんかで、祝いごとに招ばれて、帰りにみやげなんかもらって、いっぱいきげんで練兵場のあたりをふらふら歩いてくると、よく狐に化かされたという話は聞きましたね。—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。