狐に化かされた話 (16)
どんな伝承か
北国分の安川ときが語る。野菜を売りに行った帰りの、夜のことだった。鮭を買って車に載せてあったが、どこからどこまで道がふん曲がって、一つ所をぐるぐると歩き回っていたという。それが狐に化かされたということで、そういうことは幾度もあったそうだ。夜中に起きると、狐火が向こうの方でピカン、ピカンと光っていたとも語る。
原典より
国分新田(いまの北国分)なんかで、祝いごとに招ばれて、帰りにみやげなんかもらって、いっぱいきげんで練兵場のあたりをふらふら歩いてくると、よく狐に化かされたという話は聞きましたね。—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。